夏祭りに行けば、必ず見かけるたこ焼き!
冷凍食品もありますし、家庭用のたこ焼き器もあるので、タコパが簡単にできるようになりましたね。盛り上がれて美味しいたこ焼きの日は8月8日です。
たこ焼きの日の由来や歴史、明石焼きとの違いやなぜ丸いのかの雑学を知って、一層盛り上がって下さいね。
たこ焼きの日の由来は?
たこ焼きの日にも記念日があります。8月8日はたこ焼きの日です。その由来は、タコの足は8本、焼くの語呂合わせで8だからです。
じゃあ、イカの足は10本だから、10月8日はイカ焼きの日?と思いますが、残念ながらイカ焼きの日はありません。その代わり、イカの日があります。由来はタコと同じで足が10本あるので、毎月10日にありますよ。
開発者は大阪人じゃない!?たこ焼きの歴史は?
たこ焼きは、ある突然思いついたものではなく、ちょぼ焼き、ラジオ焼き、明石焼きをルーツに開発された結果、今の形のたこ焼きとなっています。
- 昭和8年
たこ焼きの元祖と言われるラヂオ焼の屋台を、遠藤留吉が大阪の今里で始める。この遠藤留吉の出身は福島県会津坂下町です。 - 昭和10年
遠藤留吉がたこ焼きを開発しました。タコを入れていた明石焼きをヒントに安価なタコを具に採用したと言われています。
たこ焼きと明石焼きの違いは?
たこ焼きと明石焼きは関西に行くとどちらかは必ず食べますよね。どちらもタコが入っていて違いをはっきりと言えない人もおられるのではないですか?
違いを比べてみましょう。
たこ焼きの発祥の地は大阪です。
材料は、小麦粉、卵、水、ネギや紅ショウガなどの薬味、タコです。色は小麦が中心のため茶色で、形はしっかりとした球状です。ソース、マヨネーズ、青のりなどをかけて食べます。
明石焼きは、江戸後期から食べられていた兵庫県明石市の郷土料理で、玉子焼きとも呼ばれています。材料は、卵、浮粉や沈粉、小麦粉、水、タコです。色は卵が中心のため黄色で、形は球状ですがふっくらしています。出汁をつけて食べます。
先ほど歴史を紹介したときに出てきたちょぼ焼き、ラヂオ焼きも紹介します。
ちょぼ焼きは、大正時代から食べられていました。小麦粉、ネギ、紅ショウガ、水を混ぜたものを焼いたものです。味付けは醤油で、形は凹凸部分が丸になったワッフルのような四角です。
ラヂオ焼きは大正から明治時代から、ちょぼ焼きを進化させ、食べられていました。小麦粉を水で溶いたタネを入れた後に、中に味の付いたコンニャクやスジ肉を入れて丸く焼いたものです。今のたこ焼きのように丸い形になったのは、ラヂオ焼きからです。
たこ焼きはなぜ丸い
理由は簡単です。丸いとどこから爪楊枝で刺しても食べられるためです。確かに丸いとどこからでも刺しても食べられますね。
上は丸くて下は平らな釣鐘の形のたこ焼きを見たことがある人もいますよね。釣鐘の形だと上の丸い部分に刺さないとうまく取れません。
九州の「たこの八ちゃん」は、くるくる回して丸くしていく大阪の焼き方ではなく、型に入れ回さずに焼くので釣鐘の形になっています。鉄板の片方は平らで、もう1方には穴があります。
穴のある方の鉄板に生地を流しいれ、タコなどを入れた後に、平らの鉄板を上に載せます。それをひっくり返す平らの鉄板の上に一度にたくさんのたこ焼きが並びます。たこ焼きを作ったことのある人は、丸くするのが難しいことが分かりますよね。
釣鐘の形だと丸くする技術は要らないので簡単に作れますね。冷凍食品のたこ焼きは釣鐘の形が冷凍食品として作りやすいので球状ではないです。
たこ焼きにも大阪と東京で違いあり!?
何かと大阪と東京は比較されますが、たこ焼きにも違いがあります。
大阪のたこ焼きは、外側がふわふわ、中はとろとろです。具はタコ、天かすが中心で店舗によって紅ショウガ、青ネギがあります。
東京のたこ焼きは外側がカリッと固めで、中はとろとろです。具はタコ、天かす、紅ショウガ、白ネギが中心で、店舗によってキャベツがあります。
キャベツが入るのは東京、九州だけで大阪は違います。
タコ以外の美味しい具は?
たこ焼きのタコ以外の具は、海鮮焼きなどの名前で、ホタテ、エビ、イカなどの魚介類が入れられています。タコよりも値段が高いので普及していないだけで、美味しいです。家庭では、ウインナー、チーズ、キムチを入れると美味しいです。
好みのものを入れると良いですね。
まとめ
タコパは子供だけでなく、上手に作れるかで盛り上がれ、楽しいですね。
ただ、焼きあがるまで時間が意外とかかるのでトリビアとして披露するとさらに盛り上がれますね。タコばかりだと飽きるので、エビ、イカ、チーズなど色々用意して、自分に合ったお気に入りのアレンジたこ焼きを見つけたいです。
8月8日はタコパの計画をして、迎えたいです。