毎月15日はお菓子の日だと知っていましたか?
子供も大人も大好きなお菓子。
新商品や期間限定商品など、毎年沢山のお菓子が発売されています。
今回はお菓子の日の由来や意味を調べてみました!
あのお菓子の由来も調べていきます!
お菓子の日の由来とは
毎月15日はお菓子の日です。
その昔、お菓子の神様を祀った例大祭が15日に行われていたことから、全国菓子工業組合連合会が1981年に決めました。
お菓子の神様である田道間守命(たじまもりのみこと)を祀る神社のなかでは、「中嶋神社(兵庫県富岡市)」や「橘本(きつもと)神社(和歌山県下津町)」などがあります。
お菓子の日に参拝してみるのもいいかもしれませんね。
また、明治44年(1911年)に「第1回帝国菓子飴大品評会」が始まったのが15日だったから、という説もあります。
どちらにしてもお菓子と15日は深い関わりがあるんですね。
現在、お菓子は身近なものになりましたが、昔はとても貴重なものだったようで、こうして祀られる事になったのでしょう。
お菓子って実は大切!
お菓子は砂糖の塊だから身体に悪いというイメージがありますよね。
しかしお菓子の主成分である砂糖は脳を元気にする唯一のエネルギー、ブドウ糖の供給源の一つです。
将棋のレジェンドでも知られる加藤一二三さんは、頭の回転のために一日に何度もお菓子やジュースを摂っていました!
疲れたときや勉強中に甘いものが食べたくなるのは、脳が無意識にブドウ糖を欲しているからかもしれません。
お菓子の中に含まれているナッツや牛乳、麦、果物などから栄養を吸収することもできます。
疲労回復やストレス解消、頭の回転のためにお菓子を食べましょう!
勿論食べ過ぎは禁物ですよ!
お菓子の商品名の由来
「ハッピーターン」の商品名の由来
「ハッピーターン」といえば子供から大人まで人気の亀田製菓のベストセラー商品です。
長年販売されていて、日本全国で親しまれています。
特に西日本での販売が顕著なのだそう。
そんな「ハッピーターン」の名前の由来は、製作当初の日本が第一次オイルショックの影響で不景気が続いていました。
そんなときに英語のHappy(幸福)、Turn (戻ってくる)を合わせて名付けられたそうです。
当時の国民に親しまれやすいネーミングもまた、長年の人気に繋がっているのではないでしょうか。
「ハッピーターン」の特徴といえばあのパウダー状の粉。このパウダーの味がなんとも言えない旨味とコクを生み出していますよね。
それに加えて、食べごろサイズのせんべいが子供から大人に親しまれている要因ではないでしょうか。
「柿の種」の商品名の由来
無性に柿の種が食べたくなるときありますよね。
柿の種を最初に作り出したのは、大正12年。新潟県の浪速屋製菓の創業者、今井與三郎さんでした。
創業当初はウルチ米の煎餅でしたが、後に大阪のあられ作りを取り入れて、現在の形になりました。
当時は全て手作業だったので、小判の型で切り抜いていたそうです。
ある日その型をうっかり踏み潰してしまい、もとに直らずそのまま使ったら歪んだ小判型のあられになってしまいました。
そんな失敗作のあられを出したところ、ある主人が「柿の種に似ている」と言ったことから、柿の種という名前になったそうです。
それから瞬く間に新潟の地元の名産として広まりました。
元々柿の種をイメージして作ったお菓子だと思っていましたが、失敗作から生まれたとは知らず、ビックリしました!
「柿の種」には何故ピーナッツが入っているの?
柿の種にはピーナッツが入っている場合もありますよね。
何故わざわざ入れているのでしょうか?
調べてみたところ、いくつか説がありました。
- 東京の外国人向けホテルで、おつまみで柿の種とピーナッツを合わせて出したことが由来説
- ピーナッツが湿気で駄目にならないように柿の種やあられを混ぜるようになった説
- 地元でおいしいと評判になり、口コミで広まった説
都会の高級お菓子として生み出されたのか、はたまた地元で自然に広がったのか…?
謎は謎のままですが、ピーナッツ入りの柿の種とピーナッツなしの柿の種では、売上が倍違うそうです。
確かに「柿の種だけ食べたい!」と思っても、何だかんだ言ってピーナッツに戻ってきてしまいますね。
ちなみに柿の種とピーナッツの割合は6:4がベストなんだとか!
半分だと不思議と売り上げが下がったそうです。面白いですね!
様々なお菓子の商品名の由来
お菓子の日にちなんで、数あるお菓子の中から、一度は食べたことがあるのではないかと思われるお菓子の名前の由来を見ていきましょう。
スナック菓子
①アスパラガス
ギンビス社のビスケットで、40年前から発売されています。
この名前の由来はその名の通り、形がアスパラガスに似ていたからだそうです。当時の野菜のアスパラガスは高級品だったらしく、それをビスケットという形で気軽に食べてもらえるようにしたものです。当時は手作りだったため、今よりもアスパラガスに似た形をしていたのだとか。
②かっぱえびせん
昭和20年代に「かっぱ天国」という漫画が流行っており、その作者に商品パッケージを描いてもらったことが名前の由来。「かっぱあられ」シリーズとして様々なあられがあったようですが、そのシリーズの最後の商品が「かっぱえびせん」。1964年の発売当時からパッケージにはかっぱの絵はついてなかったとのことですが、名前だけが残ったようです。
③カラムーチョ・すっぱムーチョ
湖池屋のポテトチップス。
名前の由来は“もっと”という意味を持つスペイン語の「ムーチョ」。辛い物や酸っぱいものをもっと、という意味のようです。
④コンソメパンチ
“元気がいい”“勢いがある”といった意味を持つ「パンチ」という言葉は、このお菓子が出来た1978年の流行語。
商品名も強く印象に残るものにしたいという思いから、この名前が付けられたとのこと。
⑤じゃがりこ
開発担当者の友人が、新しく出来たお菓子をとてもおいしそうに食べてくれたことから、ジャガイモ+りかこ→じゃがりかこ→「じゃがりこ」になったそうです。
じゃがりこのキャッチフレーズは「食べだしたらきり(キリン)がない」という事で、キャラクターがキリンになったらしい。
☆アイス
①ハーゲンダッツ
ちょっぴり高級な感じのアイスですね。ヨーロッパっぽい名前ですが、実はニューヨーク生まれ。
高品質なミルクをイメージさせる北欧の都市“コペンハーゲン”に、響きのいい“ダッツ”を付け加えた創始者の造語のようです。
②パピコ
グリコのアイス。
パ行は発音が歯切れよく、明るいイメージもある事から、この名前が付けられたようです。同じ理由から、グリコ製品にはパ行のものが多いのだとか。
③ピノ
森永のアイス。
スペイン語で「松ぼっくり」を意味する「ピーノ」が由来になっています。
☆チョコ
①ポッキー
最初はチョコスティックをもじり、てくてく歩きながら食べるという意味の「チョコテック」だったようですが、テストセールの際に“ポッキン”の響きを持つ「ポッキーチョコ」になったのだそうです。
②トッポ
細くて長い見た目から、英語の「tall(トール)」と、同じ意味の日本語「のっぽ」を掛け合わせて「トッポ」になったようです。
③ブラックサンダー
ココアクッキーを連想させるブラック(黒)をキーワードに、「黒い雷神」を意味するこの名前になりました。
2000年にリニューアルした際には、「おいしさイナズマ級」というキャッチコピーが付けられたようなので、そういう意味合いも含まれているのでしょう。
④ダース
単純に1箱に12粒でダースという意味もあるようですが、スペイン語の「DAR」(与える・贈る)と、ラテン語の「ARS」(技・芸術)の意味合いもあり、ダースのおいしさを多くの皆様に味わっていただきたいという気持ちが込められています。
☆グミ・ソフトキャンディー
①ハイチュウ
ハイチュウの前には「チューレット」という商品があったようです。その消費者から“子
供が飲み込んでも大丈夫なガムがあったらいいのに”という声があり、開発されたもの。
チューレットがハイグレード化したものという事で、ハイチュウになったようです。
②ぷっちょ
フランス語で“小さい”を意味する「プチ」に、語呂のいい「っちょ」を合わせて出来た言葉。
③シゲキックス
強烈な酸味とハードな食感で脳へ刺激を与え、気分転換するものとして開発されたもののようで、リフレッシュさと刺激を感じられるように、この名前になったそうです。
ネーミングの秘密!商品名、サービス名の由来100選(まとめ)
まとめ
商品名を考えるのも大変なのですね。
けれどこういう由来を知った上で食べると、いつも以上においしく感じられるかも?
お菓子の日には、様々なお菓子の由来を調べてみるのも面白いかもしれませんね。