皆さんおやつの日があることをご存知でしょうか?
おやつと聞くと甘いチョコレートやクッキーなど甘いお菓子を想像しますね!思い出すだけで美味しそう!!ましてやおやつの日ですから、お菓子の食べ放題イベントでもありそうな雰囲気ですね。
では、実際おやつの日がいつなのか?おやつの日にどんな意味があるのか?調べてみました。
おやつの日の由来
おやつの日は8月2日です。おや(8)つ(2)の語呂合わせで日本おやつ協会が制定しました。日本おやつ協会があったなんてことも知りませんでしたが…。
制定理由は、日本のおやつの魅力と文化を広め、多くの人と笑顔あふれるおやつの時間を共有したいという思いからだそうです。
そもそもおやつという言葉の意味とは?
そもそもおやつの意味は何でしょうか?
意味を調べてみると、おやつは間食のことを指すようです。
もともとは八つ時(14時~16時頃まで)に食べる間食のことであったようで、古い時刻の数え方「八つ時」に由来しています。
明治時代以降時刻の数え方が変わり、「お三時」(おさんじ)という呼び方も生まれたそうですが、おやつほど定着せず今はほとんど言うことはなくなったようです。
食事の回数(間食)を増やすことによるメリット・デメリットとは?
メリット
間食をすることでのメリットは、栄養補給、気分転換と血糖値の上昇を防ぐことです。
本来間食はお菓子を食べることではなく、食事だけでは摂取出来ない栄養源を補うことを目的としています。食事では肉や魚、米など食べますが、間食ではフルーツやヨーグルトなどの乳製品を摂ることで不足しがちな栄養を補給します。
また、コーヒーや炭酸水を飲む事で仕事や勉強で疲れた体をリフレッシュする効果があります。同僚と雑談をしながら間食をすることで、ひと時の休息をとることができ、気分転換になります。
間食の1番のメリットは血糖値の急激な上昇を防ぐことです。食事した直後は血糖値が上がります。その後時間が経つにつれて血糖値は下がり続けます。下がり続けた状態が長いまま食事をすると、今度は血糖値が急上昇してしまいます。
血糖値のアップダウンが激しいと体に良くありません。生活習慣病を引き起こす原因にもなります。これを間食することで血糖値のアップダウンを緩やかにしてくれるというわけです。
デメリット
逆にデメリットは、好きな物だけを食べてしまうと1日に摂取するカロリーが多くなり肥満になる。血糖値が下がっている状態の中で、甘いものを摂取してしまうと急激な血糖値上昇につながるということです。すぐに血糖値は下がろうとしますが、また甘いものが欲しくなり食べると血糖値が急上昇。
またすぐに血糖値が下がる。また甘いものが欲しくなるの負の連鎖に陥ります。そうなると生活習慣病を発症するリスクが増えるわけです。
それ以外にもクッキーやチョコレートなどは脂質が多く、スナック菓子などは塩分が多いので、普段私たちがおやつと思って食べているお菓子は十分な間食とは言えません。
適切なおやつの時間とその理由は?
私たちの体は血糖値の変化を緩やかにするため、食事と食事の間隔が4~5時間が理想的とされています。
しかし、食事の間が6時間前後空いてしまうことがあります。それをなくすために、間食をすることで空腹の時間を少なくし、夜の食事で食べ過ぎないようにする働きがあります。
適切なおやつの時間は15時~16時が良いです。理由は膵臓が最も活動する時間帯だからです。膵臓がたくさん活動することで、エネルギーとして代謝されやすく、脂肪を溜めこむたんぱく質「ビーマルワン」の活動が弱まる時間帯なのです。
おやつに適した食べ物や量・カロリーは?
おやつに適したカロリーは1日200kcalが目安です。
食事の代わりになる野菜スープや果物、ヨーグルト・チーズなどの乳製品、ゆで卵などがおススメです。野菜スープや果物はビタミンが摂取出来ます。ヨーグルト・チーズなどの乳製品はカルシウム。ゆで卵は低エネルギーなのに腹持ちが良いのでおススメです。
飲み物はコーヒーや炭酸水が気分転換出来るので良いでしょう。
まとめ
おかしの日について分かって頂けたでしょうか。私たちが理解しているお菓子=スナック菓子やチョコレートやクッキーなどの甘い食べ物などは、本来の意味とは少し違うようです。しかし、絶対食べたらいけないというものではありません。
実際の職場を見てみると、15時のおやつで甘いものを食べている職場では、おやつを食べない職場よりも職場環境が良いという結果も出ているようです。
おやつは気分転換をするための時間でもあり、コミュニケーションの場でもあります。食べ過ぎることは良くありませんが、適度な摂取であれば効率UPにつながるので良いでしょう。