外出する時には必ず通るのが道ですね。
あるのが当たり前すぎて忘れてしまうような存在でもありますが、工事中の時などにその重要さを感じますね。
そんな大切な道の事について、色々と見ていきましょう。
「道の日」の由来
「道の日」とは、1986年に建設省(現在の国土交通省)が制定した記念日。
国土交通省のHPには、「道の日」を制定した理由について次のように書かれてあります。
制定の目的は、「道路は国民生活に欠くことのできない基本的な社会資本ですが、あまりに身近な存在のため、その重要性が見過ごされがちです。そこで道の意義・重要性について国民の皆様に関心を持っていただくため8月10日を「道の日」と制定しました」と書いてあります。
また選定の理由としては、大正9年8月10日に日本で最初の道路整備についての長期計画、第一次道路改良計画が実施されたことや、「道路ふれあい月間」の期間中であることなどによります。
「道の日」だけでなく、「道路ふれあい月間(8月の1ヶ月月間)」の間には、全国で様々なイベントが開かれているようなので、参加してみるのもいいかもしれませんね。
歩行者の守るべきルール
当たり前のことですが、道は公共のものなので、そこにはちゃんとルールが存在しています。それらを今一度、見ていきたいと思います。
2. 右側通行
3. 信号を守る
4. 横断歩道を渡る・斜め横断はしない
5. 飛び出しはしない
6. 歩きスマホはしない
自己に遭わないためにも、夜間は明るい服装で反射材を付けるのも有効です。また歩きスマホなどで他人を怪我させた場合などは、過失傷害罪に問われることもあるので特に注意が必要ですね。
ニッセイ基礎研究所〜右側通行?左側通行?(1)-「車は左、人は右」と言われている歩行者の通行ルールは本当はどうなっているのか-〜
自転車の守るべきルール
最近では自転車のマナーの悪さも問題になることが多いですね。自転車に乗る際のルールについても見ていきましょう。
2. 出来るだけ左端を通行する
3. 2人乗りや並列をしない
4. 傘さし運転はしない
5. 交差点では必ず確認をする
6. 夕方~夜間はライト点灯
車の運転をしていると、横道から急に自転車が出てきてヒヤッとさせられる時があります。自転車の人もしっかりと確認していただきたいものですね。
政府広報オンライン〜知ってる? 守ってる?自転車利用の交通ルールとマナー〜
なぜ日本は左側通行なのか?
世界的な人口比で見た場合、右側通行の国が65%を占めています。そんな中でなぜ日本は左側通行なのでしょうか?
有力な説とされている事柄については、江戸時代までさかのぼります。
当時の道は狭く、侍は刀を左側に差していたため、刀がぶつかることでよくケンカになっていたようです。右側通行だと鞘が当たりトラブルになることがあるため、自然と左側を歩くようになったという説。
他には交通ルールを作る際に、左側通行だったイギリスを手本にしたからという説もあります。また右利きの人が多いのが理由とされている説もあります。中世以前の旅は危険を伴うものだったため、一般人でも身を守るための剣や槍などを右手で持つ必要がありました。
それらを使いやすいように、右側に広い空間をとる必要があったというわけです。左側にある心臓を、自然と守っているのかもしれませんね。
左ハンドルのデメリット
左側通行の日本では、左ハンドルの車は運転しにくいという現状があるようです。それらをまとめてみました。
- 交差点で右折しにくい
- 停車中の車やバスの後ろだと対向車が見えないので危険
- 左に寄せて停車すると降りられない
- 駐車券が取りづらい
- ドライブスルーの注文が大変
確かに不便さを感じる場合が結構あるようですが、もちろんデメリットだけではありません。
日本・世界の有名な道
日本には「日本百名道」というものがあります。日本人はこういうのが好きですね。札幌の大通り・東京湾岸道路・富士山スカイライン・御堂筋などが入っています。
日本で一番美しい道10選
世界ではどうでしょうか。
「すべての道はローマに通ず」という言葉でも有名なアッピア街道。2300年前の道が今でも使われているというのはすごいですね。同じくイタリアではステルヴィオ・パス・ロードもくねくね道で有名です。
くねくねと言えば、サンフランシスコにあるロンバー・ストリートも有名。アメリカには他にも、ドラマなどでよく耳にするアメリカのルート66。イリノイ州シカゴから、カリフォルニア州サンタモニカまでを結ぶ道路で、その全長はなんと3000km!北海道から沖縄までよりも長い距離です。
世界には他にも、たくさんの美しい道や危険な道があるようです。
世界の美しい道
ザ!世界仰天な通りたくない危険な道路TOP5ランキング
まとめ
道は人生にも例えられることが多いですね。そういった面でも、私たちの生活に欠かすことのできない重要なもの。
「道の日」はそんなことを見つめなおす機会になるといいですね。