敬老の日は9月の第3月曜日。
そこで、何歳からお祝いするべきか?、何をプレゼントすれば喜ばれるのか?、など敬老の日のお祝いについてまとめてみました。
敬老の日のお祝いは何歳から?
敬老の日は、何歳からお祝いをするものなのでしょうか。
国民の祝日に関する法律の第2条には「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とされており、具体的に何歳から祝うということは明記されていません。
世間一般的には、定年退職を迎える60歳以上からが、敬老の日のお祝いの対象であると考えられています。
しかし、年金の支給年齢引き下げ等の影響もあり、60歳で定年退職を迎え、そのまま引退するという方は現実には少なくなりつつあります。
60歳を迎えても、まだまだ家族を支えるために働き、社会に多大に貢献していく人が多いので、そちらは11月23日の「勤労感謝の日」で祝うべきかもしれませんね・・・。
ちなみに、敬老の日当日やその前後1週間は、様々な施設でそれにちなんだイベントが開催をされるのですが、その対象が「65歳以上」となっているケースが非常に多くあります。
そのため、認識としては65歳以上がお祝いをする年齢であるという見方もできます。
今後は、年金支給年齢の引き上げとともに、敬老の日のお祝いの対象年齢も引き上げとなっていくのでしょうか。
また、年齢に関係なく、孫が生まれた段階で孫からお祝いをされるべきとの考え方もあるようです。
この辺の習わしは、その家族の文化によると言えるでしょう。
敬老の日のお祝いのプレゼント

孫の手を引く祖父
そして、お祝いと言うと、「おめでとう」の一言だけではなく、やはり何かプレゼントをあげるものと考えるが一般的ですよね。
しかし、孫がおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントをあげるとなると、一体何をプレゼントすればいいのか分からないものです。
当然おじいちゃんおばあちゃんは、孫からどんなプレゼントを受け取ろうとも、喜んでくれるでしょうし、そこまで高価なものを渡す必要もまったくありません。
むしろ、祝っているんだという「気持ち」の部分が非常に大切になります。
とはいえ、せっかく何かをプレゼントするのであれば、やはりプレゼントをする側から見れば、最大限喜んでもらえるものを贈りたいものです。
そこで、一般的にはどのようなプレゼントをあげてお祝いをすることが多いのか、ここで紹介をしたいと思います。
手紙
まずは手紙です。
孫が思いを込めて書いた数行の文字には、金銭的には図ることができない、非常に貴重な価値が宿っています。
おじいちゃんおばあちゃんは、孫からもらった手紙は何があっても手放すことのない一生の宝物として大切にすることでしょう。
メッセージカード
手紙よりも簡便に書けるのがメッセージカードです。
「ありがとう」「おめでとう」「だいすきだよ」こんなシンプルな言葉だけでも十分です。
中には、手紙に何行も何行も文章を考えるのがつらく、結局書ききれないということもあるでしょう。
そんな場合には、メッセージカードがおすすめです。
たとえ一言でも、その思いはしっかりとおじいちゃんおばあちゃんに伝わるはずです。
おじいちゃんおばあちゃんの似顔絵
小さいうちは、文章を書くよりも絵を描く方が楽しくて、苦にならないということもあります。
そんな子供の特性を生かして、似顔絵を描いてプレゼントするのもいいでしょう。
きっと笑顔のかわいい似顔絵が出来上がるでしょう。
孫から似顔絵をもらったおじいちゃんおばあちゃんは、家の中で大切に飾っておくことでしょう。
植物
思いのこもった手紙やイラストなんかよりも、実用的なものをあげたい、という場合もあるでしょう。
そういった場合には、健康や長寿を祈るような植物をプレゼントするのも1つのアイディアです。
孫が小さければ、自分のお小遣いと判断だけでは、品物を選ぶことはできないでしょうが、両親の力を借りてでも、自分たちのために孫が選んでくれたものだと、おじいちゃんおばあちゃんはきっと喜んでくれるはずです。
お花を贈るケースも結構一般的ですね。
食器
食器も植物と同様に、実用的なものをあげたい、という場合にはおすすめできるプレゼントです。
特に長寿箸なんかはオススメですね。
植物に比べ、余計な場所や世話の手間等をとらず、割と安価でも購入できるのがメリットです。
お菓子
お祝いの時には、美味しいお菓子をプレゼントするというのも一般的です。
ご高齢の方向けのお菓子選びは、若干難しいところもありますが、敬老の日が近づくと、専用のコーナーが出現することも多いですから、そこから選べば間違いないでしょう。
お菓子をプレゼントしても、きっと「一緒に食べよう」と言われるはずです。
そんな時に、おじいちゃんおばあちゃんの相手をして、一緒に話すことこそ一番のプレゼントにもなります。
一緒に過ごす時間
何をあげても、やはり一番のプレゼントは一緒に過ごす時間なのではないでしょうか。
核家族化が進んでいる現代では、孫と祖父母が同居しているというケースはあまり多くありません。
地方と都会で離れ離れに暮らし、年に数回、もしくは数年に一回しか会えないというようなこともあります。
だからこそ、一緒に過ごせる時間が最も価値があるのです。
まとめ
敬老の日は、様々な場所でイベントが催されます。
そういった場所に出かけるもよし、自宅で一緒に過ごすもよし。
できるだけおじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごせる時間を作っていくようにしましょう。