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長崎精霊流し2019!日程や見所を簡単チェック!

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精霊流し

日本は古代から中国や朝鮮半島と交流を持ち、大陸の文化に影響を受けながら発展してきました。

江戸時代の鎖国政策の下でも特別に継続されてきたアジア大陸との歴史は今の私達の文化や風習にその名残を垣間見ることができるものです。

九州の長崎県の伝統行事は中国の祭りに倣ったものが多いことで有名ですが中でも8月に行われる長崎の夏の風物詩「精霊流し(しょうろうながし)」にポイントを絞ってその魅力をご紹介いたします。

精霊流しの由来や歴史

霊流しの魅力

「精霊流し」と聞けば、長崎県出身のさだまさしさんの故人を想う哀しい歌声線香花火が灯る静寂に満ちた夏の夜が頭に浮かぶ方も多いでしょう。

実際の長崎県の精霊流しでは、提灯の明かりが織りなす幻想的な風景はそのままにして、周辺では爆竹がバンバンと鳴り響く賑やかな行事です。

開催期間中の長崎の街では耳栓が販売される程、華やかで賑やかな光景なのですがここが中国大陸の文化の影響を受けた長崎県の精霊流しの特色でもあります。

長崎の精霊流しの由来は数多くありますが、爆竹が中国大陸で魔除けの意味を成すのと同様に、精霊流しでは、精霊船が通る道を清める「お祓い」として爆竹が街中に鳴り響きますので、江戸時代に広まった彩舟流(さいしゅうながし)説が有力だと言えます。

日本と中国の貿易は古い時代から続き、江戸時代に入ると長崎港では独占的に中国との貿易が盛んに行われるようになりました。その貿易交渉の為に多くの唐人通訳者(中国人)が来港しましたが、中国との密貿易が増加し始めたため、江戸幕府は唐人達を収容する唐人屋敷を建設して彼等を管理しました。

日本へ渡航する唐人達の中には、海上にて不慮の事故で亡くなったり、祖国に帰れず長崎の街で亡くなった人もいて、唐人屋敷では数々の心霊現象が起こるようになりました。その現象をおさめることを目的として彩舟流しが始まりました。

彩舟流しでは、約4m程の模型の舟を造り、それに亡くなった唐人の荷物や人形を作って乗せ、唐寺から僧侶を招き法要をしたあと、海岸の前で舟を焼いたといいます。

現代の長崎の精霊流しのルーツは、中国から日本に渡ってきた人々の悲しみと彼等の心に寄り添った当時の日本人の心にあると言えるでしょう。

精霊流しの魅力

「チャンコン、チャンコン」の鐘の音と「ドーイ、ドーイ」の掛け声で始まる精霊流し。使用される鐘は吊り下げ式の小さな銅鑼で、どこか物哀しい掛け声には「南無阿弥陀仏」の意が込められています。

長崎の精霊流しは、初盆を迎えた故人の霊を船にのせて極楽浄土へ送り出す伝統行事です。

故人の家族や関係者によって故人の遺影や、生前に好んだ物品が精霊船に飾られ、まるで故人のお人柄が垣間見えるかのような、それぞれの特色ある精霊船の魅力に触れられることが精霊流しの魅力です。

全体が提灯の明かりで包み込まれ、夕闇の街に神秘的に浮かび上がる精霊船は家族や関係者によって曳かれて通り過ぎていきますが、近くでじっくり見たいという方は、メインストリートと呼ばれる場所の中でも、精霊船が一旦停止する光景が多く見られる県庁坂に向かわれることをお勧めします。

長崎精霊流しの基本情報

精霊流し基本情報

開催日時 2019年 8月15日(木)
開催場所 長崎県長崎市内中心部一帯
(メインストリートは思案橋〜県庁坂〜大波止)

ながさき旅ネット

行事詳細についてのお問い合わせ

長崎市コールセンターあじさいコール 
095-822-8888

精霊流しに伴う交通規制や交通機関の経路変更についてのお問い合わせ

長崎県警察
095-820-0110(代表)
http://www.police.pref.nagasaki.jp

まとめ

長崎のお盆の夜を幻想的な光に包まれてしずしずと進んで行く精霊船には昔ながらの本物の火を使った提灯が飾られています。その落ち着いた風情の中に漂う美しさが故人に対する家族の特別な想いとして見る人の目に映り、涙を誘われる人も。

さだまさしさんの不朽の名曲の舞台である長崎の精霊流し。ぜひその美しい魅力を近くで感じてみませんか。

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