乳酸菌の日は年13回もあります。2月3日と毎月23日です。
2と3の語呂合わせだとすぐ分かります。
乳酸菌は身体に良いことが知られているので、食べるのは良いことですが、どんな風に良いのかを知っておきたいですね。
ここでは、乳酸菌の種類と効果を紹介します。
さらに、すぐに実践できるように効果的な食べ方を紹介しますので、乳酸菌の日から毎月と言わず、毎日食べる習慣にするのも良いですね。
乳酸菌の日の由来
乳酸菌の日は2月3日と毎月23日です。年間13回が乳酸菌の日となります。
2と3が使われているので、すぐに分かりますが、乳(2)、酸(3)の語呂合わせです。
2月3日だけでも良いと思いますが、乳酸菌飲料を販売するカゴメがスーパーなどで1年を通して乳酸菌の販売を促進するために毎月23日も記念日としています。
お祝いするというより企業の販売のための色合いが濃い記念日です。
乳酸菌と言えば、ヤクルトのイメージが強いですが、カゴメも乳酸菌飲料のラブレを販売しています。
乳酸菌の種類とその働きは?
乳酸菌は200種類以上とたくさんあります。
乳酸菌は糖を乳酸に変える微生物のことで、人間や動物の腸内に存在します。企業が研究して注目されている乳酸菌を紹介します。
乳酸菌の種類
乳酸菌シロタ株(ラクトバチルス属カゼイ菌YIT9029株)
ヤクルトに使われている乳酸菌です。胃酸などの消化液に強く、生きたまま腸内に到達します。
LG21乳酸菌(ラクトバチス属ガゼリ菌OLL2716株)
明治が発見した乳酸菌です。胃がんの原因の1つであるピロリ菌の働きを抑える効果が報告されています。
L-92乳酸菌(ラクトバチス属アシドフェルス菌L-92株)
カルピスが発見した乳酸菌です。アレルギーを抑え、アトピーや花粉症などに効果があると報告されています。
乳酸菌KW3100株(ラクトバチルス属パラカゼイ菌KW3100株)
キリングループが発見した乳酸菌です。アレルギー状態の時に免疫バランスを良くする報告されています。
乳酸菌の働き
人間の腸内は身体に悪さをする悪玉菌と身体に良い効果を発揮する善玉菌、悪玉菌が増えると身体に悪さをすることがある日和見菌がバランスを保って存在しています。
善玉菌が増えると身体に良く、悪玉菌が増えると身体に不調を生じます。
乳酸菌は善玉菌のため、注目されています。
乳酸菌の働きは、乳酸をたくさん作ることで腸内を酸性にし、善玉菌が増え、腸内環境を整えます。
腸内環境が整うと、便秘解消、下痢改善、免疫力アップ、アレルギーを抑える効果などが期待できます。
便秘解消により美肌効果、ダイエット効果に注目されています。免疫力がアップするため、インフルエンザや風邪予防に注目されています。
アレルギーを抑える効果があるため、花粉症、アトピー性皮膚炎の緩和に期待されています。
乳酸菌は腸まで届かないと意味がないは本当?
嘘です。乳酸菌飲料のCMでは腸まで届く乳酸菌というキャッチ―フレーズが多いですが、生きている必要はありません。
ほとんどの乳酸菌は胃酸などの消化液で腸に届くまでに死んでいますので生きている方が珍しいです。
それでも乳酸菌が注目されるのは死んでいる状態でも役に立つためです。先ほど、お話ししたように腸内に善玉菌が居ます。
この善玉菌のエサになり、エサがあれば、善玉菌は増えていき、腸内環境が良くなります。
乳酸菌は死んだとしても溶けて消えるわけではないので、乳酸菌の細胞は存在します。乳酸菌の細胞が免疫組織を刺激するので生きている必要はありません。
乳酸菌を豊富に含む食品と効果的な食べ方は?
乳酸菌飲料以外にも乳酸菌は含まれます。
ヨーグルト、ナチュラルチーズなどの乳製品や漬物、味噌、醤油、キムチなどの発酵食品です。
一緒に食べると効果的な食べ物は?
乳酸菌を豊富に含む食品を食べる時には、乳酸菌のエサになる物や善玉菌のエサとなる物を一緒に食べると良いです。
野菜、海藻、果物に多く含まれる食物繊維とヨーグルトに添加されていることが多いオリゴ糖です。
漬物やキムチはすでに野菜が含まれていますし、味噌や醤油を使う時は野菜を使っていることが多いので効果的です。
ヨーグルトはオリゴ糖入りを選んだり、オリゴ糖を入れたり、果物と一緒に食べると効果的です。
ナチュラルチーズはサラダにしたり、果物と一緒に食べると効果的です。
効果的な食べ方は?
食後がおすすめです。胃酸によって乳酸菌が死ぬのを少しでも防ぐためには、胃酸を弱めることです。
胃酸は空腹の状態より胃に食べ物が入っている時が弱くなるので、食後に食べるのが良いです。
効果的な温度は?
乳酸菌は40℃位が良く働きます。ただ熱くしすぎると死んでしまうので、温める時は注意が必要です。
ホットヨーグルト、キムチ鍋など40℃を超えないように温めると良いです。
まとめ
乳酸菌の日は2月3日と毎月23日です。
乳酸菌の腸内環境を整えて、便秘解消、美肌効果、風邪予防、花粉症緩和の現代っ子の悩みを解決する効果を知ると毎日食べたいです。
乳酸菌飲料ばかりだと飽きるので、ヨーグルトやナチュラルチーズ、キムチ、味噌味の料理などを利用したいです。
ヨーグルトだと朝食として一番最初に食べたり、空腹の時のおやつにしてしまいがちですが、食後の方が効果的なのでデザートとして食べるようにしたいです。