8月12日はハイジの日です。
最近は、アニメが放送されていてはいませんが、CMで家庭教師のトライにアルプスの少女ハイジのパロディが使われているため、知らない人はいないですね。ただ、CMのイメージだけの人は損ですよ!
パロディですのでアニメとは大きく異なります。
ハイジの日の由来、アルプスの少女ハイジの簡単なあらすじ、原作は日本人じゃないことなど正しい知識を知って下さいね。
ハイジの日の由来とその意味は?
ハイジの日は8月12日です。
由来は語呂合わせだとピンときた方もおられますよね。ハ(8)イ(1)ジ(2)の語呂合わせで8月12日です。「アルプスの少女ハイジ」の著作権を管理している会社によって2010年に記念日となりました。
制定した日にもこだわりがあり、原作者の誕生日である6月12日に制定されました。
アルプスの少女ハイジの原作は日本ではない!?
アルプスの少女ハイジの原作は1880年に出版された児童文学「Heidi」です。作者はスイスのヨハンナ・シュピリさんです。
え?日本人が作者じゃないのと思った方もおられると思います。
アルプスの少女ハイジというと日本のアニメで、2018年に死去された高畑勲監督、宮崎駿監督、朝ドラ「なつぞら」のヒロインの夫である小田部羊一監督が関わっている作品の1つという印象が強いためです。
豪華な監督が関わっていますね。アニメ化したのは、日本が初めてで、日本からスイスにも逆輸入されています。1974年にアニメが開始され、全52話が放映されました。1979年にはダイジェスト版として映画放映がされました。
子供だけでなく、大人も魅力に引き込まれたアニメです。
トライに騙されない!本当のあらすじは?
ハイジは1歳の時に両親を亡くし、母方の叔母デーテに育てられます。ハイジ5歳の時にデーテの仕事の都合で、父方の祖父であるアルムおんじに預けられます。ハイジはアルプスの豊かな大自然と動物たち、ペーター少年と楽しく過ごします。
ハイジ8歳の時にデーテに都会フランクフルトのゼーゼマン家に遊び相手として連れていかれます。ゼーゼマン家の身体が弱く歩くことのできない令嬢クララと友達になり、クララの祖母に読み書きを教えてもらいます。
しかし、教育係のロッテンマイヤー夫人に厳しく躾けられます。
ハイジはホームシックとなり、アルムおんじのいるアルムの山へ帰ります。その後、クララがハイジのいるアルムの山へ遊びに行き、そのまま療養し、名シーンの1つであるクララが立って、歩けるようになります。
CMがパロディなのがよく分かりますね。セリフは同じところがいくつかあるので、アニメを見て感動して、CMを笑ってみるのがおすすめです。
アルムの山は実在する!
大自然のアルムの山は、ヨーロッパにあるスイス連邦の26州の1つであるグラウビュンデン州マイエンフェルト地方が舞台となっています。もちろんアルプス山脈が見えますので、タイトルの由来が分かりますね。
アニメに登場した水飲み場、ハイジが過ごした山小屋のモデルがあり、アニメスタッフが訪問しています。日本からスイスまで直行便の飛行機で現在でも12時間程度かかるにも関わらず、アニメ放映の1年前にスタッフが訪問していることを考えると力が入った作品だったのが分かります。
原作は児童書なので文字が中心で、実際に大自然を見て、アニメとして映像化されて海外の大自然に私たちが触れることができたのですね。
まとめ
今でも人気のアルプスの少女ハイジは8月12日がハイジの日と制定されました。
日本が初めてアニメ化した作品で原作はスイスの児童書で、スイスに逆輸入されていることはビックリしました。日本から遠いスイスまでアニメスタッフが訪問して、大自然が映像化され、今では豪華な監督方が関わっていたので世界中で愛されるのは納得です。
アニメ放送時に見ていた子供も30後半~40代になり親になっている方も多いので、名作を子供と一緒に見て、心温まりたいですね。
全52話を見るのは大変なのでハイジの日にはダイジェスト映画を見るのがおすすめです。