二十四節気・七十二候

白露2019年はいつ?意味や読み方は?どんな季節?時候の挨拶文も

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白い朝露の写真

夏の厳しい暑さが和らぎ、秋の匂いを徐々に感じてくる9月上旬から中旬頃の季節を、「二十四節気(にじゅうしせっき)」では「白露(はくろ)」と言います。

二十四節気とは、春夏秋冬の大きな4つの季節の変化を、半月毎の24の季節に分けたものの総称です。

白露の季節の特徴は、夏の残暑が残り日中はまだ暑いですが、夜に近づくにつれて気温が下がり、日が暮れるのも徐々に早くなっていくことから、夏から秋に移り変わる様子を実感する節気です。

この記事では、そんな夏と秋の境目の時期である「白露」についてご紹介します。

白露の時候の挨拶文や、旬の食べ物有名なイベントも書いておりますので、是非最後までご覧ください。

二十四節気「白露」の意味や由来

ハリケーンの写真

ハリケーン

白露(はくろ)」は、暦便覧で「陰気ようやく重なりて、露凝りて白色となれば也」と記されており、晩夏になって気温が徐々に下がり、空気中の蒸気が冷えて白い露に見える様子を表しており、秋の足音が聞こえてくる節気です。

夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿り始める頃で、降りた露は光り、白い粒のようにキラキラと輝いて見えます

露の色が白く見えるという理由もありますが、中国の陰陽五行では「」は秋の色とされており、日本の冬=白というイメージとは違っています。

白露は、二十四節気の中の15番目の節気であり、毎年9月7日~9月21日頃を指します。

この時期は夏の暑さが日中に残っており、まだまだ残暑が厳しい日が多いですが、夜になるにつれて気温が下がり、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始める時期です。

日中の暑さも徐々に和らいできますので、休日にはアウトドアやレジャーといった野外活動も行いやすく、スポーツを始めるにもいい時期と言えます。

一方で、大気が不安定になりやすく、台風が多くなってくる時期でもありますので、農作物に甚大な影響を与えてしまったり、大雨・洪水・土砂災害といった大きな悪影響を及ぼす可能性もあるため、一層の注意が必要です。

白露の節気を3つに分けた七十二候の意味をご紹介!

ツバメが南に帰る写真

ツバメが南に帰る

二十四節気の1つ節気を約5日で区切り、季節の変化をより細かく表した「七十二候(しちじゅうにこう)」という季節の表し方があります。

初候」「次候」「末候」の3つに分けられ、白露にも3つに分けられたそれぞれの時期の特徴があります。

初候:「草露白(くさのつゆしろし)」 9月7日~9月11日頃

草花に上に降りた朝露が、白く輝き涼しく見える頃。

夏から秋への変わり目となる時期です。「露が降りると晴れ」という言葉があるように、朝露はその日1日の天気をお知らせしてくれます。

次候:「鶺鴒鳴(せきれいなく)」 9月12日~9月16日頃

鶺鴒(せきれい)が鳴き始める頃。

鶺鴒は水辺を好む鳥のため、川の上流域に行くほど見かける機会が多いです。特徴的な長い尾を、上下に振る習性があります。

末候:「玄鳥去(つばめさる)」 9月17日~9月21日頃

暖かくなる春先に日本にやってきたツバメが、暖かい南の地域へと帰っていく頃。

背は光沢のある藍黒色で、喉と額が赤く、腹は白いのが特徴的です。来年の春先に戻ってきてくれるのが待ち遠しくなります。

1週間未満の短い時期でも、日々季節は移ろい変わっていきますので、変化に気づけるよう季節の変化に敏感になれると素敵ですね。

白露の候の使い方や時候の挨拶例文のご紹介!

万年筆を使う

手紙やハガキなどの書き出しによく使われる「」に、「白露の候」(はくろのこう)というものがあります。

白露の候とは、「白露の季節になりました」という意味で、使用期間は9月上旬~下旬辺りまでです。

この時期は、地域によっては残暑が続いていたり、朝夕の寒暖差が出てきて秋めいてきたりと、地域差が出やすい期間であり、文面の使い分けが難しいこともあります。

白露の候」の他にも、「白露の砌(みぎり)」や「白露の折から」などがありますが、代表的な「白露の候」を使った挨拶の例文をご紹介します。

ビジネスに、個人宛に宛てる際の参考になれば幸いです。

<書き出し>

「拝啓

白露の候

・皆さまにおかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

・○○様にはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます。

・貴社いよいよご隆盛のことと存じます。

・皆様には益々のご清祥のことと存じます。

・貴社におかれましてはその後一段とご発展のことと拝察いたしております。

・朝夕に涼しい風が吹いて、徐々に秋の気配を感じる季節になってきましたが・・

・残暑も和らいで秋の匂いが感じられるようになってきましたが・・

<締め>

・季節の変わり目でもございますので体調には十分ご留意くださいませ。

・実りが多く美味しい食べ物が多い季節ですのでお互い食べ過ぎには注意しましょう。

・徐々に朝夕冷え込んでまいりますのでお身体に気を付けてお過ごしください。

敬具」

白露の候」の後に秋を感じるフレーズが入ると、ぐっと季節感が出て情緒豊かな文章になりますね。締めには、季節の変わり目から来る注意点などが書けると、白露の節気の特徴が出て良いのではないでしょうか。

白露の季節が旬の食べ物

サンマの塩焼きの写真

サンマの塩焼き

食欲の秋とも言われる秋の季節は、旬の食べ物が多く、食欲が旺盛になる時期です。

9月上旬からの白露の時期が旬美味しい食べ物をご紹介します。

南瓜(かぼちゃ)

おかずにもお菓子にも使えるかぼちゃは、甘みのある味とほくほくとした食感が人気の秋が旬の食べ物です。

免疫力を高めるBカロテン、冷え症改善によいビタミンEが多く含まれているので、風邪を引きやすい季節の変わり目にはピッタリです。

さつまいも

おかずに、お菓子に大活躍のさつまいもは、ビタミンC食物繊維を多く含み、加熱してもビタミンCが壊れにくい特徴があります。デンプンを豊富に含み、エネルギー源としても適している食べ物です。

茄子(なす)

煮物素焼き天ぷらと、様々な調理法で美味しく調理できる茄子は、主成分の93%が水分と糖質で出来ています。あまり栄養素が多いとは言えませんが、含まれているナスニンという成分には、活性酸素の発生を抑制する抗酸化作用があり、癌を抑制するのに効果があるとされています。

椎茸(しいたけ)

キノコの中でも特に人気の高い椎茸は、焼きにも煮物にも相性抜群で、出汁を取るのにも使用されるほど旨味成分が豊富です。
エリタデニン」と呼ばれる特有成分は豊富に含まれており、エリタデニンは血中の悪玉(LDL)コレステロール値を下げる効果があります。

白露は果物も美味しい季節ですが、秋には欠かせません。

皮を剥いてそのまま食べても美味しいですが、焼くと甘みが増し、スイーツやサラダにも相性が良いです。

カリウムビタミンA・Cが豊富で、二日酔いにも効果があると言われています。

秋刀魚(サンマ)

秋の味覚の代表である秋刀魚

美味しい秋刀魚は皮がピンと張り、背が青黒く光っています。頭から背中にかけて盛り上がりが有り、口先が黄色をしているのは脂が乗っている証拠ですので、市場などで脂の乗った鮮度の高い秋刀魚を仕入れてみてはいかがでしょうか。

鰹(カツオ)

も秋が旬の魚です。刺身に、たたきにしても美味しいですよね。

DHAが豊富で、脳の働きを活性化する効果があり、同じく豊富なEPA血液をサラサラにする働きがあると言われています。

キノコ、魚、果物といった食卓に並ぶ機会の多い食材が旬を迎える時期ですので、旬の食材を使って、1ランク豪華な食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。

白露の季節の有名なイベント

打ち上げ花火の景色写真

打ち上げ花火の景色

月が美しく、花火やお祭りといった行事が増える時期ですが、白露の節気になると、「中秋の名月」と呼ばれる月が特に綺麗に見える時期になります。

実際は、9月の中旬くらいからが見頃ですが、白露から秋分の季節は月を見上げてみるのもおすすめです。

また、全国各地で白露の時期に行われるイベントもご紹介します。

目黒のさんま祭り 東京都品川区

「街に昔ながらの暖かさ」を合言葉に、平成8年から『目黒のさんま祭り』が開催されています。例年3万人以上の来場者を迎え、とれたての新鮮なサンマを会場で焼き、その場で堪能できるコーナーが大人気です。

酢橘(スダチ)と大根おろしを付けて食べる焼き立てのサンマに、幅広い年齢層の方がサンマに舌鼓を打ちます。

三河手筒花火「炎の祭典」 愛知県東三河

愛知県東三河及び、遠州地域の伝統的な花火「手筒花火」は、この地域独特の花火です。

手筒花火(てづつはなび)とは、1メートルから10数メートルの竹筒に火薬を詰め、それを人が抱えながら行う花火であり、轟音と共に立ち上がる巨大な火柱と、その中で仁王立ちする花火師の姿は、豪快かつ勇壮で見惚れてしまう魅力があります。

葛塚まつり 新潟県新潟市北区葛塚

毎年9月6日~9月8日の3日間行われる葛塚石動神社・稲荷神社の秋の祭礼です。

手作り山車のパレードや、マーチングバンドの他、お祭りの最終日には灯籠の入舞を見る事ができ、約200店もの露店も出店するため、多くの観光客で賑わいを見せます。

まとめ

白露の節気には魅力がたっぷり詰まっています。

季節の移ろいが感じられ、旬の食べ物も美味しく、お祭りやイベントも盛んなこの時期に、日本各地を観光してみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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