にわとりの日という記念日があることをご存知でしょうか?
今回はにわとりの日について、にわとりの日の制定理由やにわとりについての知識が身につく記事を紹介していきます。
にわとりの日の由来

フライドチキン
毎年2月8日はにわとりの日です。にわとりの「に(2)わ(8)」と読む語呂合わせから2月8日がにわとりの日と制定されました。一般財団法人日本記念日協会から認定を受けています。
にわとりの日は、銘柄鶏「華味鳥」(はなみどり)を育てているトリゼンフーズ株式会社が制定しました。
ふだん何気なく食べている鶏肉も、命をいただいているという意識を持ち、鶏に感謝する日とするのが目的とされています。
他にも「に(2)わ(8)とり」の語呂合わせから毎月28日を鶏の日として制定しています。ちなみに鶏の日は一般財団法人日本記念日協会から認定を受けていません。
1978(昭和53)年6月に鶏肉・鶏卵の消費拡大を目的として日本養鶏協会等が制定しています。
毎年2月8日のにわとりの日に特別なイベントはありません。
毎月28日の鶏の日にはケンタッキー・フライド・チキンで「とりの日」パックという28日限定のセットをお得に買うことが出来ます。オリジナルチキン4本、チキンナゲット5個が入って税込み1000円と超お買い得なセットです。
28日はこのセットを楽しんでみてはいかがでしょう!
卵用鶏(レイヤー)と肉用鶏(ブロイラー)とは

卵
にわとりには卵を産むことを専門とした卵用鶏(レイヤー)と鶏肉として利用することを目的とした肉用鶏(ブロイラー)に区別されていることをご存知でしょうか?
レイヤーについて
卵を産むことを専門とする卵用鶏は食べるエサも違っています。一般的なにわとりのエサは、色々な穀物や動物性の原料を混ぜ合わせた配合飼料を与えます。しかし、卵用鶏には
栄養が調整されたものを配合し食べさせます。
くず米や麦、米ヌカ、フスマ、魚粉、大豆粕(かす)、貝殻、野菜くずなどを配合し与えます。カルシウム源となる貝殻は、卵殻の主成分となるので卵用鶏には必ず食べさせます。エサの配合を間違えると卵黄色素が不足して白っぽい卵黄になることがあるので注意が要るようです。
私たちが毎日何気なく食べている卵ですが、生産者の方たちはエサの配合から気を配って卵を産ませているのですね!私たちはスーパーなどで少しでも卵を安く購入することに力を注ぎますが、こういった苦労を考えると胸が痛くなる想いです。
ブロイラーについて
ブロイラーは「若鶏」と表現されることがあります。短期生産を目的として作られた鶏の品種のことです。日本で食べられる鶏のほとんどがこの品種になります。
通常の鶏が成鶏となるのに必要な期間は4~5ヶ月ですが、ブロイラーの場合は40~50日で成鶏します。
ブロイラーの肉は柔らかく、食べやすいので色々な料理に適しています。
ちなみに地鶏とブロイラーは違います。地鶏は地方にもとからある品種(在来種)を品種改良してできた鶏なので、ブロイラーに比べると価格は高く、飼育期間も長いです。
にわとりはどうやって毎日卵を産むことが出来るのか?

養鶏場
養鶏場ではたくさんのにわとりが飼われていて、毎日のように卵を産ませています。
生きている物で考えれば必ず交尾が必要となってくるはずなのに、にわとりが交尾をしているところを見たことがないですよね。交尾もしていないのに毎日のように卵を産むことが出来るのはどうしてなのでしょう?
その理由。
卵を産むためのにわとりは長い年月をかけて品種改良されてきたからなのです。
1羽のにわとりが卵1つ産むのに24~25時間かかるため、1日1個以上産むことはできません。
鶏肉と鳥肉の違いとは!?

鴨ファーム
「とりにく」と言っても鶏肉と鳥肉の2つの単語が存在します。簡単に説明致します。
鶏肉とは…。
にわとりの肉を指します。
鳥肉とは…。
にわとりだけでなくカモや七面鳥などの肉を含む鳥全般の肉を指します。
意外と間違いやすいのでさらっと紹介だけ致しました!!
数日間生み続けた後は2~3日産むのを休んで再び数日間卵を産み続けるというサイクルのようです。ちなみに1羽のニワトリで年間約280個の卵を産むらしいです。
気を付けたいこととは!?鶏肉の注意点をご紹介

焼き鳥
次に鶏肉の注意点をお話しします。
まず気を付けなければいけないのが、生色は厳禁ということです。
もちろんそのまま食べる方はいないと思いますが、生焼け、半ナマの状態など火が通っていない鶏肉を食べると食中毒を引き起こす可能性があります。
特に鶏肉はニワトリなどの菌が繁殖している場合に危険などで気を付けてください。
よくニュースで耳にする鳥インフルエンザなども病気の一つで気を付けたいところですが、そのほかにも、サルモネラ菌やカンピロバクター食中毒など、怖い菌がたくさんです。
この菌は鳥などの消化器官に存在していて、十分な加熱処理をしていれば問題ないのですが、加熱が不十分などの時は危険ですのでしっかり加熱処理するようにしましょう。
気になる症状は、下痢や腹痛、倦怠感などです。
頭痛やめまいなどの症状が出ることもあります。
風邪に似た症状が多く見逃しがちなので、十分に注意して、万が一気になる症状が出た時にはすぐに病院で受診するようにしましょう。
また、この食中毒が発生するまでに1週間くらいの潜伏期間があります。
食べた直後は症状が出にくく、すぐにはわからないところが怖いところでもあります。
菌によって死滅する温度は異なりますが、目安として温度は50度以上で少なくとも10分以上は加熱処理するようにして下さい。
温度が高い分には問題ありませんが、火が通っていても温度が低かったり時間が短いと菌が死滅せずに残っていることがあります。
気になる場合や冷凍などでも長期間保存している場合は、予定よりも長く加熱したり、不安な場合は使用しないなど自己管理に気をつけて食べるようにして下さい。
しっかりと正しい調理法を行えば美味しく完全に食べることができるので参考にしていただければ幸いです。
まとめ
今回はにわとりの日についてまとめてみました。
私たちが普段お世話になっているにわとり。卵1つにしても食べる1羽にしても私たちが食べ物として困らないようにたくさんの知恵と苦労があります。
年に1回のにわとりの日、毎月28日の鶏の日だけではなく、常に生命を頂いていることに感謝し、大切にまた残さず食べることを心掛けましょう。