チョロQの日は9月9日です。
今回は、「チョロQの日の由来」と「チョロQの歴史」をお伝えします。
チョロQの日の由来

ミニカー
9月9日は、チョロQの日。
Qと9、のキューの語呂合わせで「チョロQの日」となっています。ネット上では、「タカラトミー」によって決められたという認識で広がっています。
かつては「チョロQの公式ページ」があったようですが、現在は「お探しのページは見つかりません」と表示されます。したがって、取材を申し込むなどをしないと確認は取れません。
チョロQの歴史

歴史
チョロQの歴史については、マニアックな情報を拾い集めて、年代順にまとめてみました。
「チョロQ」登場前のテスト販売
「チョロQ」は、テストセールされた「豆ダッシュ」という商品が原型となっています。「豆ダッシュ」は、4車種3カラーで12のタイプがあったとのこと。販売期間は、1980年の9月~12月という情報があります。
「チョロQ」名前の由来
1981年、豆ダッシュは生まれ変わって「チョロQ」となります。
名前の由来は、「チョロチョロ走るキュートな」ミニカーという意味からつけられました。
キュートのつづりは「cute」ですが、キューという響きを優先して「チョロQ」になりました。
海外版も展開?
1981年には、さっそく海外版も登場したという情報があります。
名前は、「ペニーレーサー」です。
シリーズが分類される
1982年には、それまでのシリーズとは違う「チョロQ」が出て、Aシリーズ、Bシリーズと呼び分けるようになったそうです。
これ以降は、毎年のように「チョロQ」は新しい展開を見せるようになります。
Bシリーズの「はこのりチョロQ」は、自動車の窓から身を乗り出す人形がくっついています。
メルカリで検索すると、こんな感じでした。
なかなかの金額になっています。
自動車ではない「チョロQ」
調べていると、 自動車ではない「チョロQ」の話もありました。
怪獣版の「チョロQ」で、「チョロ獣」と呼ばれるものです。
これも、メルカリで!
「チョロ獣」が出たのは、1983年とのことです。
コロコロコミックと「チョロQ」
1984年には、コロコロコミックとの企画があったようです。
これは、「チョロQ」ファンの人たちにとっては有名な話のようです。
今で言えば、コラボということでしょうか。
タイアップと言うべきなのかな。
チョロQを題材とした漫画で「ゼロヨンQ太」という作品があります。
コミックスは、ときどきAmazonでも出品されるようですよ。
1985年の「チョロQ」
1985年に登場したと言われている「チョロQ」には、
次のようなものがあります。
- 綱渡りができる「Qレンジャー」
- スイッチを押すまで走らない「ワンプッシュチョロQ」
- 「サーキットチョロQ」(エンジンのタイプが違うそうです)
- 大きなタイヤの「ビッグフットチョロQ」
- オフロードタイヤの「オフロードチョロQ」
これで一部らしいです。
1986年の「チョロQ」
1986年には、エンジンを4WDにできるもの。タイプ、
大きさが1.5倍のタイプ、通常より値段の高いタイプなどが出たそうです。
ドイツ・ベルリン出身の工業デザイナーであるルイジ・コラーニ氏による「ルイジコラーニチョロQ」も登場しています。
このころには、チョロQの仕様もいろいろと試されている様子があります。
「エキサイトライダー」と呼ばれるチョロバイ(バイク)も、1986年に販売されているようです。
1987年チョロQ革新
ボディにシールをつける仕様だったチョロQは、
実車のように塗装によるデザインになったのが1987年となっています。
はたらくくるま
1998年は、「はたらくくるま」のブームだったのでしょうか。
消防車、救急車、清掃車、都営バス、クレーン車、タンクローリー、観光バス、パトカー、バキュームカー、ダンプカーなど、ありとあらゆる「はたらくくるま」のチョロQが生まれています。
海(アクアファルコン)と空(ジェットウイング)
今度は、リアルさではなく、アニメの世界のようなクルマが登場。
海(アクアファルコン)は、水陸両用車。
空(ジェットウイング)は、翼がついたもの。
F1チョロQ
1991年は、F1チョロQ発売!
これはもう、F1ブームの影響のようです。
ジャンボジェットと新幹線
1992年に、ジャンボジェット機、新幹線、蒸気機関車が加わっています。
15周年記念DX限定セット
1994年に、チョロQ「15周年記念DX限定セット」が出ています。
リーグチョロQ
Jリーグブームにより、当時のチーム数の分だけの「JリーグチョロQ」が販売されています。
チョロQ 20周年
チョロQ 20周年として、「チョロQ大図鑑 (Vol.1)」も出版されています。初期のチョロQを知るには、これがあれば便利というレビューあり。
現在、Amazonには「チョロQ大図鑑 (Vol.10)」あたりまではありました。
チョロQは、リニューアル復刻版を出して盛り上げたという話があります。
パ-フェクトチョロQ
2000年に登場した「パーフェクトチョロQ」は、進化パーツを取り付けるなどして、変形させて遊ぶことができます。
モーターチョロQ
ついに、2003年に電池で走る「モーターチョロQ」が登場します。
25周年記念!ジャンボチョロQ
2004年は、25周年記念。
「ジャンボチョロQ」で盛り上げられます。
以降はwikipediaから、「マニアックなコレクターだと思われる人の分析」を引用させていただきます。
スタンダードチョロQ
長年続いた看板シリーズ。2004年3月の時点では99種類発売されたが、2007年4月には60種類になり、モデルとなった車両の種類に応じた4種類のエンジンが導入され、ホイールとタイヤ(5スポークホイールのみ)が新しい金型に変わった。
ちなみに、5スポークホイールは旧シリーズ時代のチョロQでも、リムが太いものと細いもの(現行シリーズとは別物)が確認できる。同じチョロQでも2種類存在するので、時期によって変わっている模様。
2009年1月をもって展開が終了し、2009年10月下旬より新シリーズのチョロQハイブリッド! 2011年9月にはチョロQ zeroとして受け継いで展開された。2014年9月に再展開したが、2015年6月以降更新されず、再び展開休止状態となっている。
これほどの情報は、実際に購入し続けていないとわからないですよね。
「チョロQ大図鑑」を見ればわかるのかな・・・。
チョロQ Q-eyes
2014年9月より販売されている新シリーズ。内部にモーターを搭載しており、ゼンマイ式ではない。チョロQのフロント部にセンサーを搭載し、障害物を感知すると自動的に避ける、引き返すなどの自動運転を行うことが特徴。
ということで、センサーを搭載のチョロQまで登場しています。
チョロQの走る原理

メカニズム
プルバックゼンマイで走る「チョロQ」
この仕組みは、Wikipediaの説明がよくまとまっています。
チョロQに搭載されるゼンマイはエンジンと呼ばれ、様々な種類がある。基本的に素材はエンジニアリングプラスチックを主体として、ゼンマイと負担のかかる軸の一部に金属部品が使われている。
ゼンマイ部分は過剰に巻かれると自動的に収納された円筒内部で滑るようになっており、プルバックで十分巻かれたゼンマイが出す「カチカチ」という音は同シリーズを象徴するものとなっている。
このプルバックはエンジンユニット内部のギアが所定箇所に滑り込む形でギア比が変更され、短いプルバック距離で動力をゼンマイ部にため込む。
手を離すと、このプルバック用ギアが前進のためのギアに切り替わり、同製品に特徴的なダッシュ力を発揮する。
車体を軽量化し過ぎるとタイヤが空転してしまうこともあるため、その場合は低トルクのエンジンが選択される。走行時は最終的にゼンマイに蓄えられた力が完全に解放され切った段階で後輪タイヤは空転するようになっており、あとは車体の惰性で滑走するようになっている。
エンジンの名前には、次のようなものがあります。
スピードエンジン
スローエンジン
2スピードエンジン
ハイパースピードエンジン
パンサーエンジン
ブラックエンジン
RSマグナムエンジン
ブルーMAXエンジン
ブラックMAXエンジン
MADエンジン
スピードMADエンジン
ロングMADエンジン
パーフェクトエンジン
スタンダードエンジン
バランスエンジン
ダッシュエンジン
サバイブエンジン
スピードサバイブエンジン
ダッシュサバイブエンジン
亀の子モーター
それぞれ、仕様が違います。
プレミアとなっているチョロQの車種と値段

クラシックカー
プレミアとなっているチョロQを調べていると、キレイに保存されている「はたらくくるま」は貴重だという情報がありました。「はたらくくるま」は、子供がよく遊ぶので壊しやすいからだそうです。
15周年記念DX限定セットは、生産ロットが少ないので、箱から出さずに残っているものがあれば、オークションで金額が跳ね上がるのではないかと考えられています。
お宝情報局さんのツイートから・・・3つあげておきます。
第1位 超美品 チョロQ HG-007 NISSAN MID4 ピンク&赤のツートン 178,000円 #チョロQ pic.twitter.com/XWKWNwxbVH
— お宝情報局 (@tamabuki) May 9, 2016
第2位 希少 ぷち チョロQ BMW 635 プチ すえっ子 160,555円 #チョロQ pic.twitter.com/lUrIxZjU2e
— お宝情報局 (@tamabuki) May 9, 2016
第4位 チョロQ HG?055-1 バキュームカー 黒シール 130,000円 #チョロQ pic.twitter.com/RCvQ0PZlf5
— お宝情報局 (@tamabuki) May 9, 2016
まとめ
きっと、拾い切れていない情報がたくさんあると思います。
感想としては、「チョロQのミュージアム」とか「チョロQのテーマパーク」を作ればいいのになぁと思いました。
もう、あるのかな?