国民の祝日

秋分の日2019年はいつ?祝日とされた意味は?日にちの決め方は?

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秋

今年の秋分の日は、9月23日(月)です。

毎年、秋の連休シルバーウィークを楽しみにしている方も多いでしょうか。

秋分の日の前後の休みが繋がって連休となりますが、この秋分の日とはどのようなものかご存知でしょうか?

「国民の祝日で休日になる」ことは一般的に知られていますが、どんな日で何をする日なのかなど、知らない方もいらっしゃるかと思いますので、秋分の日について、あれこれご紹介いたします。

秋分の日・秋分とは

秋分

秋分とは、1年を24の期間に分けた二十四節気の1つです。

二十四節気という言葉になじみのない方もいるかもしれません。

ほかに有名なものに、夏至や冬至、春分なんかもあります。

秋分の前後を見てみると、処暑、白露、寒露、霜降といったものがありますが、なかなかイメージが湧きませんよね。

しかし、秋分については、「秋分の日」という祝日が存在することもあり、何となく詳しいという方も多いのではないでしょうか。

秋分とは、簡単に言うと、1日の昼の長さと夜の長さが同じになる日のことです。

夏至と冬至のちょうど中間の日と考えればいいでしょう。

念のため、説明をしておきますが、北半球に位置する日本は、夏は昼が長く、冬は夜が長いのです。

夏は朝5時ごろから夜7時くらいまでは明るいですが、冬になると朝7時くらいにようやく明るくなりはじめ、夕方5時くらいにはもう暗くなってきますよね。

秋分の日と春分の日は、それがちょうど真っ二つになる日とされています。

ちなみに実際に太陽の出ている時間と沈んでいる時間が12時間ずつかというと、そうではありません。

この点については、後ほど説明をしていきます。

秋分の日の由来

秋分の日の由来は、明治時代までさかのぼります。

明治11年に「秋季皇霊祭」という歴代の皇族の霊を祭る宮中の儀式が制定され、それがちょうど現在の秋分の日のあたりの祝日でした。

その後、昭和23年に制度改革が行われ、当年より「秋分の日」という祝日になったのです。

祝日法において、秋分の日の目的は「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」とされています。その意味合いが継承されている形となっているのです。

秋分の日が祝日となった由来やその意味

夏至や冬至は祝日ではないのに、春分の日や秋分の日祝日となっています。

この理由も、その由来が戦前に休日だったことの名残によるものです。

戦前は、上記の秋季皇霊祭に加え、春季皇霊祭もあり、春と秋にそれぞれ歴代天皇の命日を祀る行事がありました。当時は天皇制だったため、このような祝日があったのです。

しかし、戦後は民主主義の世の中となり、天皇は憲法で「国民の象徴」としての立場になりました。

そのため、天皇制に基づく祝日は改められることになり、春季皇霊祭と秋季皇霊祭は「春分の日」「秋分の日」と名前を変えて、天皇のためではなく、国民のための祝日として生まれ変わったのです。

秋分の日の決め方は?

日時計の正午の写真

秋分の日は、実は決まっていません。

毎年9月23日前後となっており、その年によって22日になったり24日になったりします。

それは、太陽が秋分点を通過する日が年によって異なるためです。

それを踏まえ、国立天文台が発行する「暦象年表」をもとに、政府が決定し、前年の2月1日に翌年の秋分の日の日付を発表します。

年によってずれが生じるのは、4年に一度オリンピックイヤーはうるう年となり、年間日数が1日多くなるためです。

ちなみに、なぜこのようにうるう年というものを設けるのかご存知ですか?

それは、太陽の公転周期に関係があります。

多くの人は、太陽は365日をかけて地球の周りを1周するという認識を持っているでしょう。

小中学校の理科の授業では、そのように習ってきたはずです。

しかし、実際には365日と6時間をかけて1周をしているのです。

そのため、4年に1度、1日増やすことでそのずれを調整しているという訳なのです。

この影響があって、秋分点を通過する日が年によって異なり、毎年政府が決められた計算式により日付を算出し、発表をするということになっています。

実は秋分は昼と夜の長さが等しくない!

地球からの日の出の写真

地球からの日の出

秋分の日は、昼と夜の長さが全く同じになるというのが一般的認識です。

しかし、前述したように、実は昼の時間の方が長いのですね。

具体的にはおよそ14分程度長いとされています。

ではなぜこのようなずれが生じるのでしょうか。

それは、昼の時間の始まり方と終わり方に起因します。

昼というのは、非常に簡単に言えば、太陽が見えている時間をさし、日の出から日没までのことを言います。

太陽が少しでも見え始めた段階で昼が始まり、太陽が完全に見えなくなるまで昼は続きます。

つまり、太陽まるまる1個分の時間が夜よりも長くなるようになっているのです。

秋分の日というのは、太陽が真東から昇り、真西に沈んでいく日です。

この他にも大気中を通る光の屈折などから通常よりも私達の目には太陽が浮き上がって見えることも影響し、昼のほうが長くなり、年による例外もなく、秋分の日は必ず昼の長さの方が若干長くなるのです。

以下に2019年以降の春分の日・秋分の日の日にちをまとめておきます。

2019年の春分の日・秋分の日はいつ?

暦年 春分の日 曜日 秋分の日 曜日
2019年 (令和1年) 3月21日 木曜日 9月23日 月曜日
2020年 3月20日 金曜日 9月22日 火曜日
2021年 3月20日 土曜日 9月23日 木曜日
2022年 3月21日 月曜日 9月23日 金曜日
2023年 3月21日 火曜日 9月23日 土曜日
2024年 3月20日 水曜日 9月22日 日曜日
2025年 3月20日 木曜日 9月23日 火曜日
2026年 3月20日 金曜日 9月23日 水曜日
2027年 3月21日 日曜日 9月23日 木曜日
2028年 3月20日 月曜日 9月22日 金曜日
2029年 3月20日 火曜日 9月23日 日曜日
2030年 3月20日 水曜日 9月23日 月曜日
2031年 3月21日 金曜日 9月23日 火曜日
2032年 3月20日 土曜日 9月22日 水曜日
2033年 3月20日 日曜日 9月23日 金曜日
2034年 3月20日 月曜日 9月23日 土曜日
2035年 3月21日 水曜日 9月23日 日曜日
2036年 3月20日 木曜日 9月22日 月曜日

国立天文台〜質問3-1)何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの?〜

秋分の日のイベント行事といえばお彼岸!

墓地の写真

春分の日、秋分の日は、それぞれ彼岸の中日となっています。

彼岸とは、仏教で煩悩や迷いを捨てて至ることができる境地を指します。一方で、人間が生きている現実世界のことを此岸といいます。

仏教の世界においては、彼岸が西、此岸が東に存在すると考えられており、太陽が真東から昇り、真西に沈む春分の日と秋分の日は、彼岸と此岸が最も近づく日であると考えられているのです。

そのため、かつては春季皇霊祭、秋季皇霊祭として彼岸に渡った歴代天皇を祀る日、現在は春分の日、秋分の日として彼岸に渡った祖先たちを供養する日として、祝日となっています。

秋分の日の食べ物といえばおはぎ?ぼたもち?

おはぎの写真

おはぎ

秋分の日にはこれを食べるべき!という食べ物があります。

ここで、簡単にその例を紹介していきたいと思います。

最も代表的なのがおはぎです。

秋分の日になると、昔から食べられています。

その理由は諸説あります。

例えば、小豆の魔除け効果として邪気を払うとする説、甘い食べ物がかつて貴重であったため、特別な日だけに振る舞うものされていた説などがあります。

今では砂糖は誰にでも簡単に手に入る調味料ですが、江戸時代頃は非常に高価で現在のように簡単に誰もが楽しめるものではなかったようです。

この時期だけしか楽しめない味もありますので、秋分の季節が旬美味しい食べ物をご紹介していきます。

松茸

秋の味覚の中でも筆頭である松茸は、芳醇な香りと、その値段の高さから、高級品の1つとして数えられています。

収穫時期は9月~10月頃で、素焼き松茸ご飯お吸い物にも相性抜群です。

秋刀魚(サンマ)

秋が旬の秋刀魚は、万人から愛される海水魚です。

サンマが獲れる時期は9月~11月頃であり、スーパーなどでも旬の秋刀魚を購入することが出来ます。焼きに、煮込みに、ホイル焼きも絶品です。

酢橘(スダチ)

晩夏から秋にかけての味覚であり、スダチの旬は8月~10月頃です。

爽やかな酸味とほのかな甘みが特徴的で、秋刀魚松茸の上に絞って掛けて食べたり、揚げ物にも相性抜群です。

はしゃくしゃくとした独特の歯ごたえと水々しさが人気であり、秋の果物と言えば梨が筆頭に挙げられるのではないでしょうか。

収穫時期は9月~11月で、旬は10月です。

の収穫時期は8月下旬~10月頃

秋のお祭りの露店に甘栗焼き栗があるとついつい買ってしまいますよね。定番の栗ご飯にしても美味しいです。

銀杏(ぎんなん)

銀杏は、イチョウの木の実の中にある種子の部分で、加工前は独特の匂いがあることで有名です。収穫時期は9月下旬~11月中旬頃

茶碗蒸しの中に入っていると嬉しい気持ちになります。

秋分の時期に見頃のお花といえば?

ススキの花の風景写真

ススキの花の風景

秋分の時期にちょうど見ごろを迎えるお花を紹介します。

彼岸花

彼岸花の写真

彼岸花

すっと長く伸びた茎に、花火のような星花びらがついているのが特徴の花です

彼岸花には様々な異名があり、有名な「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」のほか、「地獄花」「幽霊花」「死人花」といったような怖いものもあります。

開花時期は1週間ほどしかなく、気候やタイミングによっては秋分の日には見られないかもしれません。

しかし、その見た目は鮮やかでインパクトがあり、彼岸花が咲き誇っている光景は何とも素敵な景色です。

竜胆(リンドウ)

リンドウの花の写真

リンドウの花

リンドウは、平安時代に清少納言が枕草子の中でその美しさをたたえたことでも知られます。

青紫色の鐘型の花は日本の秋の代名詞とも言える花です。

リンドウは、日の当たる時だけ開き、曇っている時や夜にはつぼみを閉じてしまいます。

ちなみに、口に入れると非常に苦く、胃を浄化する作用があるそうです。

金木犀(キンモクセイ)

金木犀の花の写真

金木犀の花

秋になると、なんとなくキンモクセイのにおいを感じるという人も多いのではないでしょうか。

まさに、秋分の日に見頃を迎える花なのです。

ちなみに、キンモクセイは秋に2回開花します。

だんだんキンモクセイのにおいを感じなくなってきたころには、いよいよ季節は冬に突入をはじめ、我々も寒さとの戦いが始まるのです。

吾亦紅(われもこう)

吾亦紅の花の写真

吾亦紅の花

7月から10月にかけて開花する吾亦紅は、秋分の日の頃はまさに見頃。

花びらはなく、がくだけの小さな花が密集して形成されています。

細い茎の先にワインレッド色の俵型の花穂が映える、SNS映えしそうなお花です。

秋分の時期は稲穂が美しく靡き、冬への準備が始まる季節

案山子やカボチャなどの秋の風景写真

案山子やカボチャなどの秋の風景

上で説明した二十四節季は、元々中国の大陸性の気候をもとに作られているため、日本のそれとはそぐわず、それを埋めるために、日本独自にさらに季節を約5日置きに区切り、季節の変化をより細かく表した「七十二候(しちじゅうにこう)」というものがありますので、日本独自の季節の捉え方である、秋分の時期の3つの季節の変化をご紹介したいと思います。

“雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)”

秋分の初候9月22日~9月27日頃

春分に始まり、夏の間に鳴り響いた雷も、鳴りを潜めて静寂が訪れる頃。

空には鱗雲が現れ、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、夏の酷暑、厳しい残暑も落ち着き、秋の涼しい気候へと変わっていきます。

“蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)”

秋分の次候9月28日~10月2日頃

外で活動していた虫たちが、冬ごもりの支度をはじめるために土に潜り、入口の戸をふさぐ頃。虫たちは、冬が終わるまでの約半年間もの間を、土の中で静かに待ちます

そして、啓蟄(けいちつ。春分の1つ前の節季)の頃に再び姿を現します。

“水始涸(みずはじめてかるる)”

秋分の末候10月3日から10月7日頃

田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃。田んぼの水ではなく、井戸の水が枯れ始める頃との説もあります。

黄金に棚引く稲穂がキラキラと輝き、風になびく風景はとても美しく、この時期だけに見られる光景です。

日本は季節の移り変わりがはっきりとしており、季節ごとに色を変える街並みや景色に、海外のファンも多くいらっしゃいます。

日々変わっていく季節の移ろいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

秋分の候の使い方や挨拶例文・季語をご紹介!

鳥

時候の挨拶(季節の挨拶文)とは、手紙やハガキなどで書かれる「拝啓」といった始め書きのすぐ後に書かれる季節を表す挨拶の言葉のことです。

季節や気候、その時期の風物詩を織り込んだ挨拶文とするのが基本であり、時候の挨拶に七十二候を入れることで、季節感のある書き出しになり、風情ある文章を作成することができます。

ここからは、秋分の季語と、時候の挨拶の例文を、前章でご紹介した秋分の3つの季節の変化別にご紹介していきます。

秋分の初候(雷乃収声)に使える季語

:お彼岸、秋のお彼岸、秋の社日(しゃにち)

:彼岸花、曼珠沙華(まんじしゃげ)

食べ物:松茸、おはぎ、牡丹餅(ぼたもち)

:鱗雲(うろこぐも)・鯖雲(さばぐも)

秋分の初候(雷乃収声)の挨拶の文例

・雷乃収声の候、

・秋のお彼岸も過ぎ、

・稲刈り後の田の脇に彼岸花が咲く今日この頃、

・曼珠沙華が紅蓮の花を咲かせる季節になりました。

・暑さ寒さも彼岸までと申しますが、すっかり秋めいてまいりました。

・いわし雲に秋を感じる今日この頃、

秋分の次候(蟄虫坏戸)に使える季語

:中秋の名月、芋名月(いもめいげつ)

食べ物:秋刀魚(さんま)・ザクロ

:紫苑(しおん)

芽刈り所:茅場(かやば)

秋分の次候(蟄虫坏戸)の挨拶の文例

・蟄虫坏戸の候、

・過ごしやすい時節となりました。

・秋の夜長の季節になりました。

・中秋の名月が秋の夜に冴えわたる季節、

・秋刀魚の美味しい季節になりました。

・ザクロが実を結ぶ季節になりました。

・紫苑の花が秋の深まりを告げる今日この頃、

秋分の末候(水始涸)使える季語

稲関連:稲刈り、稲の実り、稲車(いなぐるま)、稲舟(いなぶね)

生物・食べ物:茸(キノコ)、虎河豚(とらふぐ)・銀杏(ぎんなん)・山葡萄(やまぶどう)

:金木犀(きんもくせい)

その他:赤い羽根

秋分の末候(水始涸)の挨拶の文例

・水始涸の候、

・秋風が身にしみるようになってまいりましたが、

・稲刈りの季節になりました。

・稲穂が黄金色に輝く今日この頃、

・キノコ狩りの季節になりました。

・金木犀が秋の深まりを感じさせる季節になりました。

・今年も赤い羽根の時期になりました。

季語や季節毎の挨拶文を入れることで、ぐっと文章に味が出ますので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

スーパーやコンビニなどでも、秋だけの限定メニューが沢山発売され、魅力的な商品が揃い踏みになりますので、毎年秋の季節が楽しみになりますね。

いかがでしたでしょうか。

秋分の季節は心身共に穏やかに過ごすことができ、「秋分の日」には先祖を敬い亡くなった人を偲ぶ大切な日でもあります。

食に、スポーツにと楽しみ方も豊富に見つかりますので、秋の季節を自分なりに存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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